京 都 日 美 工 藝 舎

古より継承された伝統の技術と、時の叡智に育まれてきた伝統工芸。
それは、この国独自の自然に培われた素材と向き合い活かしながら、
多彩な技法と感性をもとに、工藝作家たちは創意に満ちたそれぞれの
造形世界を創り上げてきました。

その形とは、日々の暮らしの目的や用途に沿い、実用性に即した
生活用品でありながらも芸術的な美を感じさせるものであったり、
また一方では、その作家の哲学となる感性と技術と長い歴史の中で
刻まれた経験の粋が施された高級品として、今もなお存在し続けて

います。

伝統を受け継ぎ自らのその創作思想を携え、この時代の流れの中で
静かに息衝き、この伝統工芸と共に今を生きる作家たち ―

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私たちは、この伝統工芸という悠久の時間が織りなしてきた歴史の

技とその証に原点回帰しそして見つめ直して、今を共に生きる人々に

改めてその素晴らしさを伝えていきたいと考えています。